
実はゆる~く盗作対策も兼ねている。
ファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」で現在連載している2作品には、様々な機能がついていますが、これ、実はゆる~く盗作(&無断転載)対策も兼ねています。
そもそも現状こんなに認知度の低いサイトで盗作対策なんて必要あるのかどうかは分かりませんが「備えあれば憂いなし」ということです。
と言うか頭脳にゆとりがあって、ふと思いついたのでやっておこうという、その程度のゆる~い対策だったりします。
それで、何が盗作対策になっているのかと言うと、WEBページを複雑化することにより単純なコピー&ペーストを防ぐ、というただそれだけのことだったりするのですが…。
たとえば小説本文ページの左サイドにある「用語解説フレーム」。
既に小説を読んでくださっている読者の皆様ならご存知でしょうが、これは本文中の色の違う単語をクリックするとフレーム(小窓)内にその説明が表示されるという仕組みになっています。
つまりは、もし津籠のネット小説を盗もうという人間がいたとしたら、ただ単純に本文をコピペするだけでは済まず、このフレームをも再構築しなければならないか、「色の違う単語をクリックするとフレームにその内容が表示される」というシステム自体を無効にしなければならないわけです。
さらに言えば、現在連載中の2作品はカスタマイズ機能もついていますので、そちらもどうにかしなければなりません。
しかも、もしこれらのシステムを再構築できたとしても、それらを全ページで再現するためには、軽く精神崩壊を起こすレベルの地道で地味で単純な、しかも気が遠くなるほどに膨大な作業量が待ち受けているのです。
さらに言えば「言ノ葉ノ森」には、もし万が一「コピー」が出回った場合にどちらが「オリジナル」であるのか歴然と分かるような工夫が随所に凝らしてあります。
サイト開設当日まで遡って見ることのできる更新履歴やら各章の初回アップロード日の記述はもちろん、作者でしか分からない裏設定や裏話を記した蛇足な解説ページ「へびさんのあんよ」、さらには小説ページのあちこちに仕込まれた「隠しページ」など、管理人本人ですら、ちょっと全ての機能を挙げるのが難しいくらいに、このサイトには様々な仕掛けが仕込まれています。
そもそもこれらのシステム、べつに盗作対策で作っていったわけではないのですが、途中でふと「これ、盗作対策にも使えるんじゃ…?」と思いついてからは積極的に、盗作対策にも使えるように、特に用語解説が必要もないようなページにも用語解説を強引に仕込んだりしています。
元々が最初から盗作対策で作ったシステムではないので「ゆる~い」対策ではあるのですが、犯罪を防止するために有効な対策の一つは「その犯罪を犯すために支払う労苦に対して、その犯罪を犯して得られる成果が見合わない」と思わせること、つまり「そんな犯罪を犯すなんて面倒くさくて大変過ぎてムリ」「むしろリスクとデメリットが大き過ぎる」と思ってもらうことだと個人的には考えているので、ある程度は効果があるんじゃないかな?なんて思っています。
まぁ、今のところは面倒くさがってこんなゆる~い対策で済ませていますが、これまでのように「ふと」何かを思いついたら、新しい対策も増やしていくと思います。
あとは、普段からアンテナを張って、著作権侵害の対策やら法律やらの知識をキャッチしておくことかな…と。