
青春SS更新情報(青春断片・第23弾)
オムニバス青春SSシリーズ「青過ぎる思春期の断片(青春断片)」
第23弾「あの頃の景色が消えていく」をアップロードしました。
(このシリーズは、小説投稿サイト「小説家になろう」さんと、SSブログ両方に同じ内容のものを投稿しています。「小説家になろう」さん版はルビと改行多め、SSブログ版の方には下部に蛇足な解説が付いています。)
今回は、都会の大学に進学し、だんだん地元との「距離」を感じ始めた男子学生の物語です。
変わりゆく故郷への複雑な思いや、ノスタルジー(郷愁)をモチーフに書いています。
主人公は地元のことを「田舎」と言っていますが…
「それまで無かった自動改札がやっとできた」くらいの田舎という設定です。
市街地はそこそこ栄えているけれど、ちょっとそこから離れると山があったり、そこからサルやシカが下りてきて、町中にも出没するイメージです。
毎度のことながら、物語は作者の経験を反映しているようで、していません。
自分の人生経験を「そのまんま」小説にするタイプではありませんし…
自分の「帰りたいのに帰れない思い出の場所」の記憶は、ちょっとしたトラウマになっているので…。
「町の変化」も、作者の人生経験ではもっといろいろあります。
公園の噴水やらプールやら、バブル期以前に作られたアレコレが、どんどん消えていったり…。
老朽化したからなのか、お金の関係なのか、町からどんどん華やかさや娯楽がなくなっていって「切ないなぁ」と感じます…。
(その代わりバリアフリーは整備されたりしているのですが。)
