
恋愛SSシリーズ「純恋結晶(略)」各話ごと解説3
これは、短文・SSの書き方を覚えるための習作である恋愛SSシリーズ「まるで純度の高い恋の結晶のような…」(略して「純恋結晶」)の各話ごとの解説(その3)になります。

- Episode5:愛にあふれたこの世界で、君と
- 第4弾が暗い話だったので、第5弾はラブラブな話にしようと思って書いたのがこれです。
モチーフは「月が綺麗ですね」の“再解釈”(…と言うか、自分の中では最初からこういう解釈だったのですが…)です。
状況だけ見れば「ただ冬の夕方ふたりで下校しているだけ」の話、というのが「これで小説になっちゃうんだ」という感じで、我ながら感慨深いです。
(しかも一応の起承転結と、前振りからの伏線回収もちゃんとできたので…。)
思春期女子のとりとめのない思考をリアルタイム一人称にしようと思って書いたので、話の筋が一見あっちゃこっちゃ行っている感じになってしまっていますが、個人的にはそこが好きだったりします。
自分に考え得る限りの「ありふれているけど最大限にピュアな恋」を書いてみたつもりですが…いかがでしょう。 - Episode6:悪友で腐れ縁で、今日から俺のヨメな相棒へ
- 第5弾が女性目線のラブラブ一人称(&二人称?)だったので、今度は男性目線でのラブな一人称を描こうと思って書いたのですが…男性目線なので、あまり大っぴらにはラブラブしていません。
ただし、最後が「ハッピー・ウェディング」で終わっているので、ストーリー的には充分「らぶらぶ」かと…。
腐れ縁の幼馴染が何らかのきっかけで意識し合うようになって結ばれる、という鉄板のストーリーです。
このシリーズには珍しく、コメディっぽい要素を多く取り入れています。
ふたりの距離感と関係性、ヒロインの性格に作者の好みがものすごく反映されている一作だったりします。
幼馴染の幼少期から結婚までをSSという形で「駆け足」に語っているので、そこが若干、書いていて難しく感じました。

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