
投稿小説更新情報(2019/12/15)
pixivさんに投稿させていただいているファンタジー・乙女ゲーム小説「選帝のアリス」の第4章「四月は選帝のハジマリ」ファエル・ルート「ファエルと“ホンモノの”春花」の第8段落をアップロードしました。
今回やっとファエルが“ホンモノの春花”の下まで行きます。
そして“劇中劇”として歌舞劇『アルカスとオイギアス』の台詞が一部出てきます。
ファエル・ルートの4月パートで作者が一番書きたかった部分である、ある意味このパートのメインと言っても良い部分です。
『アルカスとオイギアス』はイクス・ルート4月パートの時にも、ちょこっと裏話していたかと思いますが、日本の源平合戦の時代をイメージしたストーリーになっています。
オイギアスもアルカスの姫君も日本史上の実在の人物がモデル(ただし、かなりマニアック)なのですが、劇の演目ということで、かなり妄想や空想を織り交ぜた内容になっています。
頭の中にはボンヤリした“あらすじ”ができているので、書こうと思えば小説にもできそうですが、さすがに時間が無いのでちょっと無理かな、と……。
“オイギアス”は劇の主人公の名前で、序盤はアルカスの姫君の警護役の騎士で、大きな戦を境に出家して僧侶となり、各地を放浪しては歌を作り、吟遊詩人として名を馳せるという設定です。
イクス・ルートでちらっと書いていますが、レヴォルク座ではファエルの兄レウォルフ・レヴォルクがオイギアス役を演じています。
“アルカスの姫君”は小国のお姫様で、父親の野心のために政略結婚させられた後、戦により、まだ幼かった我が子も含めて一族全てを喪い、心を病んでしまうという設定です。
オイギアスのモデルとなった人物が、何かと“桜”に縁の深い人物なので、「桜をモデルにした“春花”の劇を作中に出そう」となった時、自然と彼の生涯を元にした物語が頭に浮かびました。
(ただし、かなり脚色したりアレンジしたりはしています。武士→騎士にしたりとか。)
劇中劇を考えるのは何気に楽しいので、今後のパートでもできればちょこちょこ出していきたいところです。
