
ひとつの作品で多ジャンルを実現する

元から執筆スキルUPのため、様々なジャンルに挑戦したいという気持ちがありましたが、普通は1つの作品では1つのジャンルしか描けません。
(ファンタジーでありながらSF要素もあるとか、コメディとシリアスが入り交じっているとか、ファンタジーにしても異世界転生モノだとか召喚モノだとか細分化されているのでタグ付けが複数できる、というのは置いておいて…。)
ですが“乙女ゲーム”という複数の“攻略対象”が存在する物語において、その攻略対象1人1人にそれぞれ別々のジャンルを設定すれば「1つの作品に多数のジャンルが含まれている」という小説が実現できるのではないかと思ったのです。
複数存在する攻略対象をそれぞれ「貴族社会」「軍閥」「スポーツ界」「聖職界」「演劇界」「魔術師界」「商人社会」など、様々な業界の“代表”に設定すれば、1つの世界観でもたくさんの業界を描くことができます。
攻略対象が切り替わるたびに小説の雰囲気も変わって面白いし、ルート選択方式にしているので「いちいち雰囲気が変わるのは分かりづらくて面倒くさい」という読者様には1つの業界・1人の攻略対象だけを追っていっていくことが可能です。
「普通なら作品をたくさん書いてジャンルの幅を広げていくしかないのに、1つの作品で一気に引き出しを増やせるなんて“おトク”じゃないか!」と思って始めた試みなのですが…
さすがに攻略対象を7人(+隠しルート1人)にしてしまったのは多過ぎたかな、と反省…
執筆に時間がかかり過ぎて、まだ一年間のうちの最初の月(4月)の5人目までしか書けていません…。
