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ひとつの作品で多ジャンルを実現する

pixivさんで連載している乙女ゲーム小説「選帝のアリス」では、「ひとつの作品に複数のジャンルを籠めてみよう」という目標があります。

選帝のアリス・ロゴ
 
元から執筆スキルUPのため、様々なジャンルに挑戦したいという気持ちがありましたが、普通は1つの作品では1つのジャンルしか描けません。
 
ファンタジーでありながらSF要素もあるとか、コメディシリアスが入り交じっているとか、ファンタジーにしても異世界転生モノだとか召喚モノだとか細分化されているのでタグ付けが複数できる、というのは置いておいて…。)
 
ですが“乙女ゲーム”という複数の“攻略対象”が存在する物語において、その攻略対象1人1人にそれぞれ別々のジャンルを設定すれば「1つの作品に多数のジャンルが含まれている」という小説が実現できるのではないかと思ったのです。
 
複数存在する攻略対象をそれぞれ「貴族社会」「軍閥」「スポーツ界」「聖職界」「演劇界」「魔術師界」「商人社会」など、様々な業界の“代表”に設定すれば、1つの世界観でもたくさんの業界を描くことができます。
 
攻略対象が切り替わるたびに小説の雰囲気も変わって面白いし、ルート選択方式にしているので「いちいち雰囲気が変わるのは分かりづらくて面倒くさい」という読者様には1つの業界・1人の攻略対象だけを追っていっていくことが可能です。
 
「普通なら作品をたくさん書いてジャンルの幅を広げていくしかないのに、1つの作品で一気に引き出しを増やせるなんて“おトク”じゃないか!」と思って始めた試みなのですが…
 
さすがに攻略対象を7人(+隠しルート1人)にしてしまったのは多過ぎたかな、と反省…
 
執筆に時間がかかり過ぎて、まだ一年間のうちの最初の月(4月)の5人目までしか書けていません…。

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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

同じ物語でも視点によって話が変わる


歴史 恋愛 オムニバス 短編小説シリーズ「恋愛群像ヒストリカ」は、エブリスタさんに投稿しているバージョンSSブログに載せているバージョンとで視点(主人公)が異なります

history-love-novel.jpg
 
恋愛の当事者である男女ふたりの“男性視点”と“女性視点”をそれぞれ描いているわけです。
 
(なんとなくメリハリをつけたくて、どちらも性別を交互に載せています。)
 
同じ事実を見ていても、語り手によって全く印象の違う物語になる――それはこれまでにも黒沢明監督の映画「羅生門」など様々な作品で描かれてきたことです。
 
それをいつか自分でもやってみたいと思っていました。
 
…それをこのシリーズでやるとは、当初は自分でも思っていなかったのですが。
 
始まりは偶然で、第1作の「異国へ嫁ぐ王女と、その教育係」の執筆にとりかかろうとする時、「教育係」視点にするか「王女」視点にするかで迷ったのです。
 
…で、思考錯誤しながら両方とも書いてみて…「どうせなら両方とも載せてしまおう。せっかくSSブログがあるのだから、投稿小説版とブログ小説版で視点を変えてみれば面白いじゃないか」となってしまったのです。
 
(津籠の小説の独自機能や独自システムは、だいたいいつもこんな感じで始まります。)
 
第1作はストーリーがほぼ一緒で、細部が異なるくらいだったのでラクだったのですが…
 
第2作はいろいろ異なる部分が多くて、実質「1作品で2作品分」の労力がかかってしまいました…。
 
…まぁ、書いていて面白かったので、苦労とは言え「苦ではない」というビミョウな感覚ではあるのですが…。
 
(結末が処刑な話を書いていて「面白い」と書くのも語弊がある気がしますが…。←面白かったのはストーリー自体ではなくて、「視点を変えて書く」ことの方です。念のため。)
 
作者、あるいは読者からすれば「神の目線」で物語全体を見通しているので「実は両想いなのになぁ!」などと二人の心情を把握できるわけですが、登場人物目線の一人称では“相手の心”など知りようもないので、すれ違ったり、誤解したりします。
 
それが、書いていてとてもスリリングでゾクゾクしたりするのです。
 
人間は一人一人、育ってきた環境も価値観も考え方も違います。
 
また「勝者と敗者」「加害者と被害者」といった立場の違いにより、同じものを見ていても真逆の感想を抱いたりします。
 
そういった「違い」を書き表していけたら面白いなぁ…と思うのです。

テーマ : 短編小説
ジャンル : 小説・文学

文章の好みは人それぞれなので…


オリジナル小説サイト「言ノ葉ノ森」では、各小説に小説本文の雰囲気や専門用語の難易度、文章量などを調節できる「カスタマイズ機能」を取り入れています。

novel-site-kotonohanomori.gif
 
自作サイトとして創っている部分のみで、投稿小説サイトさんに投稿しているものに関しては「あまり」そういった機能は付けていません。←モノによっては投稿小説サイトさんにも関わらず機能付きのものがあるということです。)
 
それは「文章の好みは人それぞれなのに、そういった文章のタイプで好き嫌いを判別されてしまったら嫌だなぁ」という思いからです。
 
通常、ひとつの小説で選べる文章の書き方はひとつだけです。
 
(複数のタイプが入り交じり“統一”されていないモノは読みづらいですから…。)
 
それが「偶然サイトを訪れてくださったゲスト様の好みに合っているかどうか」は、運でしかありません。
 
ならば、ひとつの小説に複数の文章タイプを用意し、読者様の側に好きなタイプの文章を自由に選んでもらったらどうだろう…そんなことを考えたのです。
 
紙の本とは違い、インターネット上に公開される「ネット小説(オンライン小説・ウェブ小説)」では、そういった“自由さ”を表現することが可能です。
 
それはもしかしたら“小説そのもの”の“形”を変え、“可能性”を広げる試みなのかも知れません。
 
…もっとも、今のところ、小説の“創り手”も“読み手”も、小説に「そこまでの」可能性を求めてはいないように見受けられますが…。
 
(むしろたぶん、「思い至り」すらしていないのが現状なのではないかと…。)
 
元々この「カスタマイズ」は、自分が「電子書籍」というモノの概念を初めて知った時に普通に「じゃあ、こういうことができるようになるのかな」と思ったアイディアなのですが…
 
実際に電子書籍が世に出ても、自分が思い描いたような機能は一向に実装されず、ほぼ「紙の本をただデジタル化しただけ」のモノが多かったので「なら、仕方がないから自分でやってみようか」と思うようになったのです。
 
(そして実際にやってみて、その作業量と手間に「なるほど、これはビジネスでは割に合わないかも」と思い知りましたが…。)
 
ただ、趣味として創っている分には斬新で面白いですし、何より(たぶん)文章力が鬼のように爆上がりするので(様々なタイプの文章を用意するということは、それだけ様々なタイプ(パターン)の文章を「実際に書く」ということですので…)「もっとこういうこと(小説の新しい形)を考える人が増えればいいのになぁ」などと思ったりしています。
 
(ちなみにカスタマイズ機能の創り方(文章タイプの切り替え)については、同管理人の別サイト(ネット小説の作り方)にてノウハウを書いています。)

テーマ : 活動報告やら色々
ジャンル : 小説・文学

ヨーロッパ舞台の歴史小説が読みたい人だってきっといるはず!


歴史恋愛 オムニバス短編小説シリーズ「恋愛群像ヒストリカ」は、西洋史(特にヨーロッパ史)の中から作者の気になった恋物語を取り上げてオムニバス短編小説にしたものです。

history-love-novel.jpg
 
なので、投稿小説サイトさんのジャンル分けやブログのカテゴリー分けなどでは「時代/歴史」や「歴史小説」を選んでいるわけですが…
 
実際に投稿してみて思うのが「“歴史小説(あるいは時代小説)”と言うと“日本史”ばっかり出てくる!」ということです。
 
ジャンルのランキング上位はほぼほぼ日本史(しかも戦国時代がかなり多い)だったりしますし…
 
なんだか「自分、ここのジャンルに投稿してて本当にいいんだろうか?」と不安になります。
 
もしかして、西洋だとか中世ヨーロッパだとか宮廷ロマンスだとか王子様だとかお姫様だとかの出てくる小説は、皆さん「ファンタジー」に分類しているのでしょうか?
 
でも、少なくとも自分の書いているこのシリーズは、魔法要素や異世界要素があるわけでも何でもないので「ファンタジー」にはならない気がするのです…。
 
(むしろガッツリ実際の歴史を参考にしていますし…。)
 
女子の間では世代や時代を超えて「ベルサイユのばら」のような王宮で繰り広げられる恋物語が人気ですし、「ダウントン・アビー」などの過去の時代を描いた海外ドラマが人気を博したりしているように、ニーズが無いわけではないと思うのです。
 
それなのに歴史小説と言うと日本史ばかり多いのは、単純に資料の調べやすさの差からなのでしょうか…?
 
自分も資料調べをしていて思いましたが、海外の歴史は日本史に比べて資料が少なくて大変です。
 
しかもその資料にしても著者によって情報の食い違いがあったりして苦労させられます。
 
しかし、世界史には日本史にはないダイナミズムがあります。
 
鎖国時代が長くて海外との交流があまり無い日本に比べて、世界史では国と国との間で王族の結婚が頻繁に行われたり、争いが起こったり、文化の衝突や融合があったりして、現代の世界情勢につながる何かが垣間見える気がするのです。
 
…まぁ、ダイナミックであるがゆえに、余計にややこしいと言えばそうなのですが…
 
ミーハーな興味からでも、もっと世界史好きな方が増えてくれれば良いのになぁと思います。
 
ドラマチックな物語がてんこ盛りですので、普通に楽しめますよ。
 
…まぁ小説の題材として“ドラマチック”な恋物語を選んでいくと、自然と悲恋ばかりになってしまったりはするのですが…。

テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

作られた人物像でなく、リアルな人物像を


習作である歴史恋愛 オムニバス短編小説シリーズ「恋愛群像ヒストリカ」の目標に「作りものめいた人物像」ではなく「リアルな人物像」を描きたい、というものがあります。

history-love-novel.jpg
 
自分は昔から時代劇が好きで、よく見てきたのですが、一部の時代劇――特に大河ドラマを見ていて“違和感”を感じることがありました。
 
それは「主人公がやたらと善人に、敵対する人物がやたらと悪人に描かれる」ことでした。
 
主人公サイドもライバルサイドも同じような行動をしたにも関わらず、ライバルの行動は貶められ、主人公の行動は褒め称えられる……そんな不公平な扱いにモヤッとしたものを感じてきました。
 
また大河ドラマの場合、“脇役”あるいは“敵”として、何年か前の大河ドラマの主人公だった人物が登場することがあります。
 
そういう時に、主人公だった時には“正しい人間”として描かれていた人物が、今度は“間違った人間”として描かれているという、その手のひらを返したような扱いの差にもモヤモヤしてきました。
 
元々自分は「主人公サイドの人間だったら“必ず正しい”」というスタンスが好きではありません。
 
“正義”と“悪”という対立構造があった方が物語が「分かりやすい」というのは、(アマチュアとは言え)物書きの立場で理解できるのですが…
 
歴史の悪戯で、たまたま勝者と敗者に分かれたというだけかも知れないのに…それを、事情をよく知りもしない後世の人間が正義だとか悪だとか決めつけてしまうことには、何となく後ろめたさを感じるのです。
 
それに過剰に神聖視され“聖人”のように描かれた人物像には、どこかリアリティーを感じません。
 
自分はそんな「物語のヒーロー・ヒロインとして“作られた”人間」よりも、「リアルな“人間”」を描きたいと思ったのです。
 
時には主人公が失敗や過ちを犯すこともあり…
 
(そもそも“史実”がある部分については、主人公の“行動”を作者が勝手に変えてしまうことはできませんし…。)
 
しかし、それを物語として“正当化”しない…
 
それは場合によっては読者の反発を招いてしまうかも知れません。
 
でも、習作だからこそ、そういったものにもチャレンジしたいと思ったのです。
 
…そもそも、主人公だからと言って間違いも何もかも全て肯定してしまったら、いろいろなものが“歪む”ような気がするので…

テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

津籠睦月

Author:津籠睦月
ネコ・犬・小鳥などの小動物大好き人間。
オリジナル小説サイト「言ノ葉ノ森」でファンタジー小説を連載中です。
詳しくは右側の「管理人ホームページ」からご覧ください。

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