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一生に一度見られるかどうか分からないようなレアな雲を見た。


ちょっと前、駅のホームでひとり電車を待っている時、偶然「彩雲」を発見しました。

まるで虹のカケラがそこにだけ浮かんでいるように、白い雲の一部が虹色のグラデーションに染まっていたのです。

それは風で雲が移動しても形を変えながらしばらくそこに留まり続け、その様子は虹色の灯りに照らされた雲模様の回り灯籠を見ているようでした。

「しばらく」とは言っても、それは「一瞬で消えたりはしなかった」という意味で、その彩雲も虹が消えていくようにだんだんと淡くなって消えてしまったのですが、完全に消え去ってしまうまで見守った後は、不思議な達成感と幸福感がありました。

ただこの彩雲、気づいた人間はごくわずかだったようです。

ひょっとしたら、自分ひとりしか気づいていなかったのではないかと思ってしまうほどに…。

駅のホームにはそれなりに人はいたのですが、皆スマホを見ていたり、別の何かをしていたりで、誰ひとり空に目を向けてはいなかったのです。

こんな、一生に一度見られるかどうかも分からないレアな雲が出ているのに、日常的にいつでもできるような作業に気を取られて、それに気づくことができないなんて、何てもったいないんだ…などと自分は思ってしまうのですが、そもそも旅行でも何でもないちょっとした日常の電車移動で、周りの風景に興味を持って眺めている人間なんて、そうそういないのかも知れません。

ただ自分は、そんな何の変哲もない風景を「眺める」のが大好きだったりします。

学生時代などは毎日のように電車に乗っていたりしたのですが、それでも日々車外の風景を眺めていると、季節の移ろいに気づいたり、街の風景が変わっていくことに気づいたり、何らかの発見があったりするのです。

時には電車の窓から朝日が昇るのを見たり、どこかの花火が打ちあがるのが見えたりなど、ちょっとレアな光景に遭遇したこともあります。

電車のみならず、自転車で田舎道を走っていたり、近所を歩いていたりしても、ふと心惹かれる風景に出遭ったりすることはあります。

何も思わずにただ行き過ぎてしまえば単なる背景として意識もされない景色も、気にとめて眺めるだけで、思いもよらない美しさを発見することがある――そんな感覚が大好きなのです。


 彩雲
  ↑
虹色が分かりやすいようにコントラストと明るさを調整してあります。
電車の電線が写り込んでいて多少見づらいかもです。スミマセン…。
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テーマ : 小さな幸せ
ジャンル : ライフ

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津籠睦月

Author:津籠睦月
ネコ・犬・小鳥などの小動物大好き人間。
オリジナル小説サイト「言ノ葉ノ森」でファンタジー小説を連載中です。
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