
ブラックな労働環境の原因の一つはグダグダなスケジュール管理にあるような気がする…
ひどい残業続きの日々の中「管理職の人々のスケジュール管理がもっとしっかりしていれば、この残業はしなくても良かったのではないか?」「と言うか、仕事の納期がおかしくないか?」と思うことがたびたびあります。
もっとも自分は何の権限も無く、管理職の人々がどんな風に仕事の進捗を管理しているのか、また営業の人々がどんな条件で仕事を取ってきているのかを知らないため、全ては想像でしかないのですが…。
とは言え、実際の仕事量も把握しないまま納期を決めたり、しかもそれがあまりにもギリギリなスケジュールだったり、あまつさえ納期は変わらないのに追加の仕事を引き受けてしまったりしていたら、現場がギリギリ以上のボロボロになるのは当たり前だと思うのです…。
と言うか、そもそも残業をしないと終わらないことを前提に仕事を取って来ないで欲しいのですよ…。
どうもうちの会社、取引先との交渉能力が弱い気がしてなりません。
取引先のムチャぶりに、ただYESを言うばかりと言うか…。
(足元見られていて、そうでもしないと仕事を取れないのかも知れませんが、せめて納期を半日でも数時間でも延ばすような交渉はして欲しいものです…。)
そして、そもそもうちの会社はスケジュールの管理が楽観的過ぎる気がしてならないのです…。
進捗の予測を単純計算で出し過ぎているというか、「この人は1時間あたりこれくらいの作業量をこなせる人だから、この人が○時間作業すれば終わるな」みたいなことだけで判断している気がしてならないのです…。
人間は機械ではありませんので、疲れれば能率は落ちます。
(…と言うか、機械だってメンテナンスを怠ったり酷使すればパフォーマンスは落ちると思うのですが…(←実体験からの話))
残業が続いて疲れが蓄積していけば、頭も疲れてヒューマンエラーが増えます。
ヒューマンエラーが出れば、そのミスを修正する時間がかかりますし、場合によっては始末書モノのミスを出してしまい、取引先にこれまでやった作業全てのチェックを迫られることだってあるわけです。
実際自分も、残業時間が長くなり頭がモウロウとしていた時には、自分でも「何でこんなミスしたんだ!?」と自分で自分を疑うようなあり得ないケアレスミスをしたことがあります。
だからそういった能率が低下する要因も加味した上で進捗状況をシミュレーションしておいて欲しいと思うのです。
しかもスケジュールがギリギリ過ぎると「病欠者が増えた」だとか「大雨・大雪で交通網がマヒした」など突発的なアクシデントに全く対応できないのですよ…。
取引先との信頼を確保するためにも「スケジュールは余裕を持って組む」というのはごくごく当たり前のことだと思うのですが……実際の社会だとこんなことさえ当たり前ではないんですかね…?