
青春SS更新情報(青春断片・第18弾)
オムニバス青春SSシリーズ「青過ぎる思春期の断片(青春断片)」の第18弾「今日の私が最悪なら、明日の私はきっとマシ」をアップロードしました。
(このシリーズは、小説投稿サイト「小説家になろう」さんと、SSブログ両方に同じ内容のものを投稿しています。「小説家になろう」さん版はルビと改行多め、SSブログ版の方には下部に蛇足な解説が付いています。)
今回は「メンタル」や「性格」に「波」のある少女の物語です。
元々、個人的に「人の性格は一定ではなく、その日のコンディションや状況・相手によっても変わる」と思っていたので、その辺りの「人間観」を下敷きにして小説を作ってみました。
タイトルは結局、上のようになりましたが、「毎日違う、日替わりの私」という案もありました。
ウチの小説にはよくあることですが…
今回の話も、絶対的な「希望」を描くわけではなく…かと言って絶望のまま終わるわけでもなく、ほんのりした「前向きさ」、あるかも知れない「希望」を目指して書いています。
絶対的な希望だと、どこか嘘くさくなってしまう気がしますし…、運悪くその「希望」と出逢えない人を、余計に絶望させてしまう気がするので、あまり描きたくないのです。
ところで、このシリーズでは、毎回わざと「使用単語の難易度(あるいは種類)」や「言葉遣い」を微妙に変えて、「主人公の“違い”」を表現しているのですが…上手く表現できているでしょうか?
シリーズ全話通して「主人公のモノローグ」で構成される物語ですので、「なるべく口語に近い形で」を目指してはいるのですが…
毎度、「口語っぽさ」と「きちんとした文章」との間で微妙に葛藤しています。
「ら抜き」言葉ですとか「…なのだ」と「…なんだ」の違いですとか…。
IQ高め設定な主人公や、礼儀正しく真面目という設定の主人公なら、「きちんと感」全開で行けるので、逆にラクなのですが…(第3弾「能ある鷹はマイノリティ」など)
ごく普通の平均的な男子・女子をイメージする時には、「こんなに“キッチリ”した言葉遣いだと、不自然だな」「今どき、普段からこんな言葉遣いをする男子・女子がいるわけないな」と引っかかってしまうのです。
かと言って、くだけた言葉遣いにし過ぎると、それはそれで読者の方にツッコまれてしまいそうですし…。
(中には、そういう“言葉遣いのセレクト”で、「この作者、国語の能力が低いんだな」と勝手に判断して、小説の評価を下げてしまう方もいらっしゃるかも分かりませんし…。そして、もし本当に、津籠の「くだけた方の主人公」の物語で、そんな評価をされる方がいたなら、実際の津籠の国語のスペックはあんな感じ(←別ブログ参照のこと)ですので、逆に申し訳ないのですが…。)
