ファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」を開設してから、現在連載中の「魔法の操獣巫女エデン」で、発表したネット小説は3作目になるわけですが…
同時連載だった1・2作目と現在の3作目のWEBデザインのクオリティを比べてみるほどに「スキルアップしたなぁ」としみじみ思います。
初めてサイトを開設するにも関わらず、テンプレートの無い、一から自分でWEBページを組み立てるような方式を選んだことや、その上これまでどこでも見たことのないようなネット小説のシステムを自分で「開発」していったこと、開設前は「無謀かなぁ」と思わないでもなかったのですが、「やればやれるものなんだなぁ」と、振り返ってみるといろいろと感慨深いものがあります。
(もっとも自分の場合、サイト開設自体は初めてでも、学生時代にネットサーフィンで訪れたサイトのソースコードを表示してそれを「解読」することで独学でWEBページの構造を学び、テキストエディタでオフラインでHTML文書を組み立てるという、ちょっと変わった「遊び」をしていた時期があるので、勝算が無いわけではなかったのですが…。もっとも、基礎を学んでいないので初めのうちはかなりいろいろ間違えたりもしましたが…)
今見ると、第1・2作目の頃は画像加工スキルもそれほどなかったので、デザインもわりとシンプルです。
と言うか、そもそも素材サイト様がいろいろあるので、そこから一式お借りしてしまえばカンタンだったのですが、それだと「物語のイメージにピッタリ合うものが見つからない」という理由で、技術がまだへぼいにも関わらず、自分で創るという無茶をしてしまったのです…。
ですが今にして思えば、そのおかげで画像加工スキルがUPし、今のようなWEBデザインができるようになったのですから、それで良かったのだと思います。
苦労した分、スキルが増え、その分またできることが増え、表現の幅が広がっていると思うので…。
ただ、やはり小説書きとしては労力の配分を間違えている気がしないでもありません。
WEBデザインのスキルを上げている暇があるなら、もっと小説自体のスキルを上げた方が良いのかなぁ…と。
(まぁ、上げようと思って上げられるものでもありませんが…)
一応、1・2作目を書き始めた頃から比べれば、小説執筆スキルもだいぶ上がっているとは思うのですが(なにせ「花咲く夜に君の名を呼ぶ」を書くまではバトル・アクションを書いたことも無ければ自信もありませんでしたし)、それでもWEBデザインに傾けていた労力をもっと小説自体に傾ければ、もっとレベルUPができたかな、と…。
ただ、個人的に“時間の無い現代人”はパッと見の第一印象でそのサイトを「見る」か「去る」かを判断している、というイメージがあるので、それを考えれば「見た目のクオリティにもそれなりにこだわっていきたいなぁ」と思うので、いろいろ複雑で悩ましいところなのです…。
テーマ : デザイン・イラスト・テンプレート
ジャンル : コンピュータ